うさぎの信頼を得るには時間がかかる
うさぎは飼い主を常に見ています。
警戒心の強いうさぎにとって、飼い主が信頼できるかどうか見定めるまでには長期間かかることもあります(我が家のうさぎは完全に心を開くまで1年以上かかりました)。
仲良くなるために一方的にうさぎにしつこくしたり無理やり抱っこするとうさぎからどんどん嫌われます。躾のつもりで叱ったりするのもうさぎに嫌われます。うさぎを優しく見守ってあげる姿勢が大切です。
まずは毎日お世話(給餌・給水・トイレ掃除)を欠かさず行う。
うさぎの方から飼い主に興味を示したり近寄ってくるようになったら徐々にスキンシップを増やしていき、毎日のへやんぽ(室内散歩)で一緒に遊んであげます。
うさぎは信頼する人間になでられるのが大好きで、頭や背中を優しくなでられると喜びます。
信頼関係を築くと、飼い主に「なでて」と飼い主の手に自分から頭を押し付けてくるようになり、甘えてくる表情がとても可愛いです。
うさぎともっと仲良くなるためには?
うさぎと一緒に過ごす時間が長くなるとうさぎは飼い主を仲間だと感じて親近感を持ち、伝えたいこと(「おなかすいた」「遊んで」)をどんどんアピールしてくるようになります。うさぎは言葉を発しないけれど、飼い主が話しかける言葉は耳を立てて聞いています。
「おはよう」
「今日もかわいいね」
「ごはんたべる?」
「トイレでできてえらいね」
毎日うさぎに話しかけるうちに、飼い主が頻繁に話す言葉はなんとなく理解しているようです。
うさぎは人間の3歳くらいの知能があると聞いたことがあります。
我が家のうさぎはほめられると目をキラキラさせて喜ぶので毎日言葉に出してほめてあげます。トイレでできたときには「トイレでできてえらいね!」ととことんほめながら優しくなでてあげます。
うさぎは叱られても理由が分からず、イヤな気分になるだけなので、怒ったり叱ったりするのは無意味です。トイレ以外で粗相をすることは普通にあるので、粗相したときは叱らずそっと拭きます。(犬のように常に従順ではなく、どちらかというとツンデレな態度なので性格的にネコに近いかもしれません。)
飼い主との信頼関係ができてくると、飼い主が不機嫌なときはうさぎにも不機嫌が伝染して器をひっくり返したりして物に八つ当たりしてきます(苦笑)
そのため、うさぎの前ではいつも上機嫌でいようと決めて楽しく接していたら、うさぎも性格が穏やかになりたくさん甘えてくるようになりました。
うさぎと良好な関係を築くまでには相当な時間がかかったけれど、毎日のお世話、スキンシップ、常に愛情をかけて接し続ければ、うさぎも飼い主に心を開いてくれる日が来ると分かりました。
数年経った今では話しかけながらなでていると飼い主の話を聞くのもうれしいようです。スーパーで買い物した物を報告したり(笑)たわいもない話でも、歯を小さく鳴らす姿(=リラックスしている状態)が見られるので幸せなひとときです。